★春はそこまで★
冬の長いトンネルをようやく抜けた気配がする白樺湖です。
日当たりの良い所から蕗の薹が頭を出し、野鳥のさえずりはいっそう賑やかになり、山々の雪解けが進むと鯉や馬の姿に見える雪形が現れてきます。
こうして春が来たと思った矢先、 4月8日の朝は20pほどの積雪があり、また白銀の世界に逆戻りです。
こんなことをもう暫く繰り返しながらスイセンが咲き、タンポポが咲きワラビ採りの季節を迎えます。
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★厳寒の冬★
信州に移住して 2度目の冬を過ごしましたが、去年は暖冬だったので今年の冬の寒さは一段と厳しく感じました。
晴天率80%を誇る蓼科白樺湖周辺も、今年は例外的な冬になり、雪かきが日課になるほど雪が降ったおかげで、私は家にこもることもなく運動不足にならずにすみましたが、筋肉痛は残りました。一方、道路の除雪費が予算をオーバーした自治体も多く、厳しい財政をより逼迫させているようです。
この冬は雪ばかりでなく、氷点下 15℃から20℃の厳しい冷え込みが続きました。最初の冷え込みが我が家を襲ったのは、宿泊客のない客室のバスルームでした。浴槽に給湯する混合栓が深夜になって凍結し破裂してしまい、ホームセンターの売上げに協力する羽目になりました。次は屋外にある貯水槽の給水管が2回も凍結。いずれも深夜とか朝方に水が出なくなって気がついたものですから、凍結箇所を探し出してお湯をかけて通水させるまでの作業は結構重労働でした。こんなことがあり、建物や設備の弱点箇所が分かったので凍結防止対策を施し、もう次の冬は万全です。
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★湖風のめざす道★
この3月で移住2周年を迎え、まだまだ未熟ながらこれまでの経験を生かして、湖風を一新し再スタートの機会にしようと冬篭りしながら考えてきました。
まず第一番目に始めたいのは脱石油エネルギーです。湖風の給湯や暖房は大型の石油ボイラーで沸かしたお湯を熱源にしています。緑の地球を人間の都合で温暖化させていることを反省して、周りにある森を育てるために間伐した木材などを燃料にする薪ストーブを次の冬から使えるようにします。今年は暇さえあれば薪割りすることになりそうです。
森の国である日本は割り箸という文化を育んできました。山から切り出した木を製材して残った端材を割り箸に加工して、無駄のない使い方をしてきたのですが、近年は外食という食文化の変化とともに割り箸は大量消費(年間約 258億膳)されるようになり、そのうち約96%は中国や東南アジアなどから輸入されています。このような現状では割り箸を見直さなければならないと考え、湖風では割り箸に代えて塗り箸を使うことにしました。
さらには自分用の「マイ箸」を持って来られたお客様には宿泊料金を100円割り引くことも始めました。もちろん私たちも外出の際は「マイ箸」を持って出かけます。
湖風で始めたことは小さなことですが、自然とうまく付き合いながら持続可能なライフスタイルを模索していこうと考えています。
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★ハプニング★
湖風はこの春、生まれ変わろうと(ちょっと大げさですが)ホームページを新しくして、新メニューの料理プランも用意して華々しくスタートする予定でしたが惜しくも間際でつまずいてしまいました。いえ、転んでしまったのです。
3月11日、ちょうどスペースシャトルエンデバーが土井隆雄さんらを乗せてケネディ宇宙センターから打ち上げられたその頃、洋子は近くのスキー場で転倒、見事に左膝を骨折し、入院生活を送ることになったのです。すばらしい病院、信頼できる医師に出会い、幸いにも術後は順調に経過し、現在は痛みに耐えながらリハビリに励んでいるところです。
二人だけの宿ですから、一人が欠けるとどうにもなりません。料理人が居ない宿になってしまったので、当面は素泊まりだけの宿として営業して、今月退院してきたら朝食から始め、足の筋力が付いてきたら新メニューで夕食も出せるようにしようと考えています。
転ばぬ先の杖といいますが、杖(ストック)を持っていてもこんなことになるのですから、皆さんどうぞ気をつけてお過ごしください。
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★まだある刷新★
本当はあまりテレビを重要視していないのですが、時代の流れで 3年後にはアナログ放送がなくなり今までのテレビでは放送を見られなくなると聞き及び、テレビが無い宿があってもいいと思いつつ、ついにケーブルテレビ局と受信契約することにしました。テレビ音痴の私には分かりにくいのですが、これまで見ることができなかった諏訪地域のきめ細かいニュースや道路情報、天気予報をはじめ八ヶ岳からのライブ放送も楽しめるそうですから、湖風のお客さんに少しはお役に立てるかなと半信半疑ながら思っているところです。
さらに、この「ナマステ」は湖風の新しいホームページでご覧いただけるようになっています。タイトルを「ナマケモノ」にしたほうが似合うほど気まぐれ発行ですが、
同じホームページから「湖風の日記 ぷーまま' Sブログ」ではもう少し新しい情報をお届けしますので覗いて見てください。
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★薪ストーブ余談★
来る冬備えて湖風のフロント前に設置した薪ストーブと、そこから吹き抜けの天井を抜けて 2階の屋根の上まで真っ直ぐ伸びる煙突の姿は、眺めているだけで暖かくなるようでたくましく思えてくるのですが、その実力に期待したいと思います。
未来を託すこのダッチウエスト薪ストーブは、ソローの「森の生活」やロングフェローの「炉辺談話」などの名著を生んだアメリカの北東部ニューイングランド地方に位置するバーモント州が故郷です。白樺湖畔にはテディベア美術館がありますが、そのテディベアもバーモント生まれだそうで奇縁を感じています。
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